(写真:AFP/TTXVN)

人事をめぐる主導権争いが続きましたが、中立的なアフンド師をトップに据える形で収めました。ただ、治安を担当する内相代行に最強硬派領袖(りょうしゅう)が就くほか、女性迫害などを繰り広げた「勧善懲悪省」復活など懸念材料は多いです。イスラム法の極端な解釈による支配が再来しそうです。

地元報道などを総合すると、タリバン内部では当初、穏健派とされる政治部門トップのバラダル師が首相職に就任する計画が浮上しました。だが、国際社会との対話にも重きを置くバラダル師が新政権を主導することに対し、一部強硬派が反発していました。

首相代行に就くアフンド師は古参幹部ですが、宗教家の側面が強いです。穏健派と強硬派の対立を収めるため、「妥協」(ロイター通信)として摩擦の当事者でない人物をトップに据えたとみられます。調整にはタリバンに影響力を持つとされるパキスタン軍「統合情報部」(ISI)が関与したとの情報もあります。