(写真:AFP/TTXVN) |
7月末には3人目となる首相候補が指名されましたが、政権樹立がおぼつかなければ、国家の崩壊が現実味を帯びます。
レバノンはシリアとイスラエルと国境を接する要衝にあります。イランがシーア派組織ヒズボラを通じて影響力を高めてきました。レバノンやシリア、イラクのシーア派組織を支援して「シーア派の三日月地帯」と呼ばれる勢力圏を形成し、サウジや米国、イスラエルが警戒しています。
ベイルートは1970年代まで金融都市として栄え、「中東のパリ」とも言われましたが、80年代の内戦で荒廃し、イスラエルの軍事介入も招きました。危うい宗教・宗派のバランスの上に成り立つレバノンが崩壊すれば、地政学的なリスクが高まるのは必至です。

