ハマスに解放された3人のイスラエル人質を運ぶ救急車がラマト・ガンのシェバ医療センターに到着(写真:THX/TTXVN)

パレスチナ自治区ガザでの停戦合意が19日に発効したことを受け、イスラム組織ハマスはガザで人質として拘束していた女性3人を同日解放しました。また、イスラエル側も20日未明、拘束していたパレスチナ人90人を釈放しました。6週間続く停戦合意の第1段階では、週1回程度の人質と拘束者の交換が予定されています。

イスラエル軍の発表によりますと、ハマスが解放したのは24歳から31歳の女性3人です。これらの女性は2023年10月7日にハマスがイスラエルを奇襲した際に拉致されました。うち2人はガザ近くのキブツ(集団農場)から、もう1人は音楽祭の会場から連れ去られたとされています。

3人は19日にガザ内でハマスから赤十字国際委員会に引き渡され、その後イスラエルの病院に搬送されました。健康状態は安定しており、イスラエル政府は女性たちが家族と抱き合って再会を喜ぶ様子を撮影した映像や写真を公開しました。

一方、イスラエルに拘束されていたヨルダン川西岸と東エルサレムのパレスチナ人90人も解放されました。パレスチナ自治政府の通信社WAFAによりますと、解放されたのは女性69人と子ども21人です。釈放されたパレスチナ人を出迎えるため、多くの市民が現場に集まり、ハマスの旗を掲げて支持を示す若者の姿も見られました。

この停戦合意と人質交換は、双方の緊張緩和への一歩として注目されています。(朝日新聞)