(共同)日本とASEAN=東南アジア諸国連合の非公式国防相会議が19日、ミャンマー中部バガンで開かれました。江渡聡徳防衛相が出席し、地域の安定にとって防衛協力が重要との認識で一致しました。海洋安全保障や災害救助などの分野で連携強化を確認しました。

日本がASEANと国防相会議を開くのは初めてです。海洋進出に動く中国をにらみ、地域全体で安保課題に対処する能力を底上げするとしています。

江渡氏は会議の中で、一国で地域の平和を守れる時代ではないとし、防衛分野での日本とASEANの関係が「交流から具体的協力に発展しつつある」と説明し、装備や技術の提供を進める考えを示しました。安倍政権は4月、従来の武器禁輸政策に代わり、一定の条件下で防衛装備品の輸出を認めることを決定しています。

ASEAN側からも、海洋監視や災害救助の装備などで、日本の支援に期待が寄せられました。また、中国とASEAN一部加盟国が領有権を争う南シナ海問題を念頭に、国際法に基づいて海洋紛争の解決を目指すことを確認しました。