リビアでは8年前に民主化運動「アラブの春」でカダフィ政権が崩壊したあと、国が分裂した状態が続いていて、先週から軍人のハフタル氏が率いる東部の軍事組織が、西部の暫定政府のある首都トリポリを攻略しようと部隊を進めています。
東部の軍事組織はすでにトリポリ近郊の一部の地域を制圧していて、軍事組織の報道官は、7日、トリポリ南部を空爆したと発表しました。
西部の暫定政府によりますと、一連の攻撃で11人が死亡、23人がけがをしたということで、暫定政府はこれに反撃する軍事作戦を開始したとしています。
リビアでの軍事衝突をめぐって国連は、トリポリ南部から市民やけが人を退避させようと、7日、東西双方に停戦を呼びかけましたが応じず、戦闘が激しくなっています。
戦闘の激化を受けてアフリカに駐留するアメリカ軍は「リビアの治安状況は複雑かつ予測不能になってきている」として、要員らを国外へ退避させる対応を始めていて、現地では安全の確保が難しくなっています。
リビア 東部の軍事組織が首都空爆 11人死亡 戦闘激化
(NHK) 国が東西に分裂した状態での軍事衝突が続いているリビアで、東部の軍事組織が首都トリポリへの空爆を行い、西部の暫定政府側の11人が死亡しました。国連による停戦の呼びかけにもかかわらず双方の戦闘が激しくなっています。
