紛争の中止を求めるデモ (写真:新華社)

北アフリカのリビアでは、イスラム系の勢力が首都を支配下に置いて独自の政権運営を始めたのに対し、対立する勢力も1日、新たに首相を指名して対立が先鋭化し、混迷が深まっています。

リビアで先月、イスラム系の勢力が首都トリポリを支配下に置き独自に首相を擁立して政権運営を始めたのに対して、対立する勢力が主導する暫定政府が首都から東に1000キロほど離れたトブルクに政治の機能を移し、1日、議会を開いて新たに首相を指名しました。

リビアでは、こうして対立する政治勢力にそれぞれの武装勢力が肩入れする形で、ことし7月以降、国内各地で戦闘が激しくなっています。

首都トリポリでは、省庁の建物がイスラム系勢力に占拠されて政府の職員が出勤できなくなっているうえ、国外に退避した外交官らが住んでいた建物に男らが侵入したり、政治家の自宅が襲撃されたりして治安が悪化しているということです。

リビアでは3年前のカダフィ政権崩壊後、民主化が進められてきましたが、政治を巡る争いから武力衝突が続いており、今回さらに対立が先鋭化したことで混迷が深まっています。