東部を支配する軍事組織「LNA=リビア国民軍」は、対立する暫定政権の拠点である首都トリポリ制圧を目指して進軍しますが、国連のサラメ特使は「軍事的にこう着状態」と指摘しました。双方が国際社会の停戦要請に応じないまま、空爆の応酬で交戦が泥沼化する恐れがあります。
LNA率いるハフタル司令官は4日、「テロリスト一掃」という名目でトリポリへの進軍を命令しました。これに対し、トリポリを治める暫定政権が徹底抗戦し、トリポリ南郊を中心に激しい戦闘となっています。国連の推計では、既に1万8000人以上が避難を強いられました。
トリポリ南郊の住宅密集地では16日夜、砲撃で女性4人を含む6人が死亡しました。OCHA=国連人道問題調整事務所は「進軍の開始以降で最も激しい無差別砲撃だ」と非難しました。
