日本とイギリスのEPA=経済連携協定が2021年1月1日に発効します。イギリスのEU=欧州連合の離脱に伴い、イギリスへの関税優遇措置の適用が31日に失効するため、日英間の協定を切れ目なく発効させ産業界の混乱を避けます。日本車の関税は段階的に下がり、26年2月にゼロになります。

協定は既存の日欧EPAをおおむね踏襲する内容で、日本がイギリスに輸出する鉄道車両や大半の自動車部品の関税は即時撤廃されます。

暗号やAI=人工知能で使われるアルゴリズムの開示を政府が企業に要求することを禁じる条項を追加しました。商標権や意匠権などのルールを定めた知的財産分野でも、日欧EPAや環太平洋連携協定(TPP)を上回る先進的な規定を導入しました。

農林水産品については、イギリス向けの新たな輸入枠は設けず、日本の農家に配慮しました。日英両政府は10月に協定に署名しました。イギリスがEU離脱後に初めて主要国と結んだ貿易協定となりました。(時事通信)