日中両政府が、海洋問題について定期的に話し合う「日中高級事務レベル海洋協議」は、6日までの2日間、上海で行われました。

協議では、海上や空での偶発的な衝突を避けるために、両国の防衛当局者が緊急時に連絡を取り合う「連絡メカニズム」の構築をめぐって意見が交わされ、日中双方は、前向きな進展を得たとして、早期の運用開始に向けた詰めの調整を継続することで一致しました。
また協議では、防衛当局間の交流を強化して、相互信頼を増進していくことや日中双方が、海上での捜索や救助の面で協力を進めていくことを確認しました。
一方、2008年に共同開発することで合意しながらも、中国側が一方的に進める東シナ海のガス田開発については、「意思疎通を強化していくことで一致した」とするにとどまり、大きな進展は無かったものと見られます。
日中双方は、次回の協議を、来年前半に日本で開催する方針を確認し、引き続きこの枠組みを通じて協力関係を深めていくことにしています。