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(写真:Reuters)
(毎日新聞)フランシスコ・ローマ法王はキリスト教カトリックの復活祭の27日、紛争やテロ、移民排斥など現代社会の抱える問題を「憎悪と死を招く心の空虚」によるものと警鐘を鳴らしました。
法王はバチカンのサンピエトロ大聖堂のバルコニーから信徒と世界に向け復活祭のメッセージを発しました。内戦が続くシリアのアサド政権と反体制派による和平協議の「結実」を祈願し、中東における民族の平和的共存を呼びかけました。
また、今月22日のベルギー同時テロをはじめ、欧州や中東・アフリカで相次ぐテロについて「罪のない人々の血を流し続ける無分別で残忍な暴力」と非難し、「私たちがテロの犠牲者に寄り添うことができるように」と祈りをささげました。
中東やアフリカなどから戦火や貧困を逃れた移民・難民が欧州に押し寄せている問題では「受け入れ、手を差し伸べ得る人々から(移民・難民が)拒絶されている」と指摘し、民族や宗教を理由に迫害されている人々を保護するよう国際社会に呼びかけました。
ベルギー同時テロを受け、イタリア警察当局は復活祭を狙ったテロに備え、サンピエトロ広場周辺の警戒を強化しました。
また、法王はイラク中部のサッカー場で25日に起きた自爆テロの犠牲者の遺族に向けて弔電を送りました。テロでは過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出しました。
