来年2月に期限を迎える米ロの核軍縮条約の延長をめぐる交渉が進まないなかで、ロシア側の使用条件を明らかにすることでアメリカに交渉に応じるよう促したものとみられます。

ロシアのプーチン大統領は2日、核兵器の使用を認める条件などを新たに示した「核抑止力の国家政策の原則」を承認し、政府のサイトで全文を公開しました。

ロシアが、核兵器の使用条件を改定するのは10年ぶりで、ロシアのメディアによりますと、全文が公表されるのは、初めてだということです。
アメリカとロシアの間では、核弾頭や大陸間弾道ミサイルなどの数を制限する「新START」=新戦略兵器削減条約が締結されていますが、来年2月の期限を前に、アメリカが核軍縮の枠組みに中国を含めるよう主張し、条約の延長をめぐる交渉は進んでいません。
こうした中でロシアは、核兵器の使用条件を明らかにすることでアメリカに2国間の交渉に応じるよう促したものとみられます。