
ロシアは今冬分供給のための基本条件ではウクライナと合意した(写真: AFP)
【東京新聞】ウクライナ向けのロシア産天然ガス供給が今年六月から停止している問題で、ロシアのプーチン大統領は十七日、イタリア北部ミラノで記者会見し、今冬分供給のための基本条件ではウクライナと合意したと述べました。
天然ガスをロシアに依存する欧州では、冬季もウクライナへの供給停止が続いた場合、ウクライナが欧州向けのガスを抜き取り、欧州が打撃を受ける事態が懸念されていました。合意により、この懸念は回避される見込みとなりました。
ウクライナのポロシェンコ大統領も十七日午後、ガス契約の基本条件で合意したと述べました。ただ、累積未払い金の総額など細部でロシア側と意見の相違があり、最終合意には至っていないということです。
ポロシェンコ氏は十七日夕のプーチン氏との個別会談後「結果は得られていない」とややトーンダウンした。
双方の合意では、今冬の特別措置として、ウクライナは来年三月末までの半年分に当たる約五十億立方メートルの料金を支払うとの条件で、ロシアと合意する方向とみられる。ウクライナは今年九月、年内に三十一億ドル(約三千三百億円)を支払うと提案しています。
料金の設定など最終合意に向けた調整は、ブリュッセルで二十一日にロシア、ウクライナ、欧州連合の協議で詰めるとみられます。
タス通信などによりますと、プーチン氏はポロシェンコ氏に、ウクライナの未払い分を五十五億ドル(約五千九百億円)から約四十五億ドルに値引きする意向も示しました。
