(写真:Glov Live Media)

ルメール経済・財務相は、仏南東部エクサンプロバンスでの経済会議で、「ロシア産ガスの完全な遮断を覚悟しよう。現時点でそれが最も可能性の高いシナリオだ」と発言しました。

同経済・財務相は、当面の一番の心配はインフレとの闘いだと述べる一方、欧州のリセッション(景気後退)リスクは、エネルギー危機の行方次第との認識を示しました。

ルメール氏は、フランスはエネルギー消費に「大いに慎重を期す」と同時にガス備蓄を積み増し、再生可能エネルギーの開発を遅らせる官僚主義を排し、原発新設プログラムを加速させなければならないと主張しました。

さらにガラスメーカーなどが回復不能な損害を被ることを確実に免れるよう企業別、地域別にエネルギー使用量を抑制する計画を立案する必要性に言及しました。

EUは運輸・通信・エネルギー担当相理事会の臨時会合を26日に開き、暖房・電力需要のピークを乗り切る十分なガス備蓄確保に向け冬季の危機管理計画を協議します。他の国・地域からのガス輸入の選択肢が限られることを考えれば、ロシアが供給を停止すれば、さらに厳しい冬になる恐れがあるとエネルギー業界は警告しています。(www.bloomberg.co.jp)