ベラルーシ・ミンスクの南西約130キロ、ネスヴィジ近郊のヤマル・ヨーロッパ・パイプラインのガス圧縮機ステーションでパイプ=ロイター

EU=欧州連合は30日、ブリュッセルで開いた臨時首脳会議で、ロシア産石油の輸入禁止で合意しました。ロシア依存度の高いハンガリーの反対で決定が遅れていましたが、当面は陸上パイプライン経由の輸入分を対象から除外し、海上輸送分のみとする妥協案で折り合いました。これで石油禁輸を柱とするロシアへの追加制裁発動にようやくめどが付きました。年内に約9割の輸入削減を目指します。

プーチン政権の主要な資金源を断ち、ウクライナ侵攻停止へ圧力を高めるのが狙いです。当初の禁輸対象はロシアからの輸入量の約3分の2に当たる海上輸送分にとどまりますが、ドイツとポーランドはパイプライン経由分の年内停止も約束しました。フォンデアライエン欧州委員長は「年末までに約90%の輸入をやめることになる」と説明しました。(時事通信)