【共同】ロシアのプーチン大統領は30日、スロベニアを訪れ、パホル大統領と会談して経済面を含む関係強化の意思を確認しました。ウクライナ問題でロシアに経済制裁を科す欧州連合(EU)の結束を切り崩す狙いとみられます。

パホル氏は会談で、ウクライナ問題を念頭に「EUと北大西洋条約機構(NATO)の一員であるスロベニアはロシアと距離を置くようになったが、今こそ対話で意見の不一致を克服すべきだ」と強調しました。プーチン氏はロシアとスロベニアやEUとの間で激減した貿易の回復を促しました。


(写真:sloveniatimes.com)

両首脳は、第1次大戦中に捕虜となったロシア兵らが道路建設に駆り出され、多数が雪崩の犠牲になった事件の追悼式典にも参加しました。

スロベニア野党の一部は、プーチン氏がEUやNATOを揺さぶろうとしているとして訪問に反対しました。

プーチン氏はEU加盟国のうち、5月にギリシャ、7月にフィンランドを訪問しています。ギリシャはロシアとの関係が比較的良好です。フィンランドは中立を掲げ、NATOには加盟していません。