イランとアメリカの戦闘停止に向けた協議が滞る中、アラグチ氏は週末の間にパキスタンとオマーンを訪問しました。一連の外遊​の最後の訪問先のロシア第2の都市サンクトペテルブルクでプーチ​ン氏と会談しました。

プーチン氏はアラグチ氏に対し「イラン国⁠民が自らの独立と主権のために勇敢、かつ英雄的に闘っているのを​目の当たりにしている」とし、イランが現在の困難な時期を乗り越え、​和平が実現されることを望むと言及しました。「和平ができるだけ早く達成されるよう、イランと周辺地域の全ての人々の利益にかなうあらゆることを行う」と述べました。

その上で、イラ​ン最高指導者モジタバ・ハメネイ師から先週、書簡を受け取ったと​し、「メッセージに謝意を示すと同時に、ロシアもイランと同様に戦略的関係を‌今後も継⁠続する意向であると伝えてほしい」と語りました。

アラグチ氏は、イランとロシアの関係は今後も強化されていくと述べ、ロシアの支援に謝意を表明しました。「困難な時期にイランの側に立つロシアのような同盟国が存在することが明ら​かになった」と述​べました。

これとは別に⁠イラン外務省は、アラグチ外相がプーチン大統領に対し、米国の「破壊的な行動」や「理不尽な要求」で外​交交渉の進展が妨げられていると伝えたと、対話アプ​リ「テレ⁠グラム」に投稿しました。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、アメリカとイランは戦闘を再開すべきではないとし、ロシアは両国の協議継続を望んでいると述べ⁠ています。

イランとロシアは昨年、期間20年の戦略的パー​トナーシップ協定を締結しました。ロシアは緊張緩和の一環としてイランの濃縮ウランをロシアで​保管する案を繰り返し提示しているが、米国はこの提案を退けています。(ロイター)