
(写真:AFP)
昨年10月、エジプト東部で起きたロシアの旅客機の墜落について、エジプトのシシ大統領は、「観光だけでなくロシアなどとの関係に打撃を与えようとしたものだ」と述べて、エジプト政府として初めてテロとの見方を示しました。
エジプトでは去年10月、国際的な観光地シャルムエルシェイクを出発したロシアの旅客機が墜落してロシア人観光客など220人余りが死亡し、過激派組織IS=イスラミックステートに関連する武装組織が犯行を認める声明を出しました。またロシア政府も、旅客機に持ち込まれた爆発物が機内で爆発したテロだと断定しましたがエジプト政府は「テロを示す証拠はない」としてきました。
これについてエジプトのシシ大統領は24日の演説で、「ロシア機を墜落させた者が誰であれ、目的は何だったのか。観光だけでなくエジプトとロシアなどとの関係に打撃を与えようとしたものだ」と述べ、関与した組織などについての言及は避けながらも、何者かによるテロだという見方をエジプト政府として初めて示しました。
ロシア機の墜落を巡っては、先月、いとこがISに加わっていたエジプト航空の整備士が、機内に爆弾を仕掛けた疑いがあると外国メディアが報じましたが、エジプト政府はこの報道を否定し「この墜落で誰も拘束していない」としています。
