(朝日)シリア国防省のオサマ・カッドゥール政治局長が10日、朝日新聞の取材に対し、エジプト東部シナイ半島で起きたロシア機墜落について「テロ行為による可能性はある」と語りました。ただ調査結果を待つ必要があるとしました。
過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出しており、ISによるテロだとすればシリア内のIS拠点を空爆しているロシアへの報復の可能性があります。カッドゥール氏は「その場合、テロリスト掃討の必要性はさらに増す。ロシアのシリア軍事支援はさらに強化されるだろう」と述べました。
カッドゥール氏は9月末に始まったロシア軍のシリア内での空爆が、ISが首都と称するラッカや多くの武装勢力が入り乱れるアレッポ、ホムス郊外、ダマスカス郊外などで行われているとし、「テロリストがいる場所はどこでも標的となる」としました。ロシアはIS掃討を名目に空爆していますが、カッドゥール氏によりますと、ロシア軍はアルカイダ系のヌスラ戦線も攻撃しているとしました。反体制派の自由シリア軍については「攻撃対象にはなっていない」と述べました。
