
10月3日、ロシアがイドリブ県にある爆弾・ロケット製造工場を空爆した=Reuters/ TTXVN
内戦が続くシリアで、アサド政権に攻勢をかける過激派組織IS=イスラミックステートを対象にするとして空爆を続けるロシア軍は、新たにISの物資の補給拠点など10か所を破壊したと発表し、ISに打撃を与えていると強調しています。
シリアで過激派組織ISへの空爆を続けているとするロシアの国防省は4日、3日から4日にかけて、新たにISの施設10か所を破壊したと発表しました。こ の中には、ISの物資の補給拠点や、シリアとイラクの領内でテロを起こす準備のための施設も含まれ、「空爆によって甚大な損害が出ている」として、ISに 打撃を与えていると強調しています。
ロシアのメディアなどによりますと、空爆の拠点となっているシリア北西部のラタキア近くの空軍基地には、攻撃 機とヘリコプターおよそ50機が配備され、シリア西部のタルトゥース港の海軍の補給拠点と合わせて、2000人近い兵士が駐留しているということです。ま た、空爆に使われる燃料などは、ロシア南部の黒海沿岸にある石油の積み出し港からタンカーでシリアまで運ばれ、ロシア海軍の艦船が護衛に当たっているとし ています。
ロシアによる空爆について欧米やトルコなどは、ISだけでなくアサド政権に抵抗している反政府勢力も狙っていると批判していますが、ロシアは燃料や弾薬の補給ルートも確保していることから、当面、空爆を続けるものとみられます。
