(写真:ロイター)

こうした中、ロシアとアルメニアなどの軍事同盟が12日、軍事演習を開始し、アゼルバイジャンをけん制するねらいもあるとみられます。

アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフ自治州をめぐる大規模な戦闘は、両国がロシアの仲介で10日からの停戦に合意したあとも続き、双方の死者は合わせて540人を超えました。

こうした中、ロシアやアルメニアなど旧ソビエトの6か国からなるCSTO=集団安全保障条約機構は12日、加盟国の1つベラルーシで900人規模の軍事演習を開始しました。

CSTOを主導するロシアは、アルメニア本土が攻撃された場合、要請に基づいて防衛する義務があり、今回の軍事演習には、非加盟国のアゼルバイジャンをけん制するねらいもあるとみられます。

また、アルメニアのムナツァカニャン外相は12日、モスクワでロシアのラブロフ外相と会談したあと会見し、必要と判断した場合にはロシアに軍事的な支援を要請する可能性を示唆しました。

両国の戦闘がさらに拡大した場合、ロシアが同盟国のアルメニアの側に立って軍事介入に踏み切る事態も懸念されています。(NHK)