ウクライナのゼレンスキー大統領は、7日夜トルコを訪問し、ウクライナ産農産物の輸出などでロシアとウクライナの仲介にあたるエルドアン大統領と会談しました。
両首脳は日付が変わった8日、現地時間の午前0時すぎから記者会見に臨み、エルドアン大統領はこの中で「ウクライナはNATO加盟に値する」と述べ、7月11日から始まるNATO首脳会議を前に、ウクライナが希望するNATO加盟を支持する考えを示しました。
これに対して、ゼレンスキー大統領は「ウクライナのNATO加盟について大統領の考えを聞けてうれしかった」と述べて歓迎しました。
また両首脳は、トルコと国連の仲介で実現したウクライナ産の農産物の輸出を可能にする合意の期限が7月17日に迫る中、期限を延長する重要性をともに訴えました。
エルドアン大統領は「これまで3300万トン近い農産物を世界の必要とする人たちに届けてきたこの取り組みが、再び延長されることを願っている。プーチン大統領とは来月会って話すつもりだ」と述べて、軍事侵攻以来初めてとなるプーチン大統領のトルコ訪問の予定を明らかにするとともに「公正な和平に敗者はいない」などと述べ、両国の仲介に改めて意欲を示しました。
ただ、NATO拡大に断固反対してきたロシアの反発も予想され、両国とのバランスを保ってきたトルコの今後の出方が注目されます。
(NHK)
