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トルコでは8日、ロシアの天然ガスをトルコへ送る全長930キロのパイプライン「トルコストリーム」が新たに完成し、プーチン大統領とエルドアン大統領が式典に出席しました。
これに合わせて両首脳は共同声明を発表し、イラン情勢についてはアメリカとイランを含むすべての当事者に対して自制心と常識を示すよう働きかける方針を示しました。
またシリア情勢についてはテロとの戦いを継続しながらも人道支援を強化する必要性を確認しています。
式典でプーチン大統領が「両国は将来、エネルギー以外の分野でも多くの計画を実現できる」と連携強化に期待を示したのに対し、エルドアン大統領は、「この地域の緊張を緩和するために両国は外交努力を尽くす」と応えました。
ロシアとトルコは内戦が続くシリアやリビアで異なる勢力を支援するなど一部で利害が異なる面がありますが、アメリカが中東地域で反発に直面する中、ロシアとトルコには、利害の相違を乗り越えて緊張緩和を実現しアメリカに代わってこの地域で存在感を高めたいねらいがあるものとみられます。
また共同声明でプーチン大統領とエルドアン大統領は、リビアで戦闘を続けるハフタル氏が率いる東部の軍事組織とシラージュ首相が率いる西部の暫定政府に対し、今月12日の午前0時から停戦するよう呼びかけました。
リビア情勢をめぐっては、ロシアは東部の軍事組織を、トルコは西部の暫定政府をそれぞれ支持していて、今回、関係するロシアとトルコが双方の勢力に停戦を呼びかけることで戦闘の泥沼化を阻止できるかどうか、注目されます。

