シリアでアサド政権と反政府勢力を支援するトルコの間で戦闘が激化する中、アサド政権の後ろ盾のロシアとトルコの首脳会談が行われ、停戦を実施することで合意しました。しかし、戦闘が再燃しかねない火種は残ったままで、情勢が安定するまでにはなお紆余曲折(うよきょくせつ)が予想されます。
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内戦が続くシリア北西部のイドリブ県では、先週から、アサド政権の軍と反政府勢力を支援する隣国トルコの駐留部隊との戦闘が激化していて、住民およそ100万人が家を追われるなど人道危機が深まっています。
こうした中、アサド政権の後ろ盾のロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が5日、モスクワで会談し、6日午前0時すぎから停戦を実施することで合意しました。
そして、イドリブ県中部を東西に走る高速道路に沿って緩衝地帯を設け、今月15日からロシアとトルコが合同でパトロールを行うことになりました。
高速道路の一部はアサド政権がすでに制圧しており、両国はこの高速道路を事実上の停戦ラインと位置づけたとみられますが、アサド政権がイドリブ県全域の奪還を断念するかは不透明です。
また、イドリブ県に残る反政府勢力の中には、国連などからテロ組織に指定されている過激なグループも含まれていることから、アサド政権とロシアはこうしたグループとの戦いは続けるとしています。
このように停戦は合意されたものの、戦闘が再燃しかねない火種は残ったままで、情勢が安定するまでにはなお紆余曲折が予想されます。

