ロシア下院は16日、アメリカ主導の北大西洋条約機構(NATO)と、旧ソ連や社会主義諸国で構成したワルシャワ条約機構加盟国間で欧州に配備できる通常兵器の上限を定めた軍縮合意、欧州通常戦力(CFE)条約を破棄する法案を可決しました。タス通信が伝えました。

法案はプーチン大統領が今月10日に提出しました。リャプコフ外務次官は16日、条約破棄はフィンランドを加盟させたNATOへの対抗措置だと説明し「ロシアが条約に復帰することはない」と言明しました。「欧米はロシアのシグナルを真剣に受け止めるべきだ」と述べました。

その上で、アメリカのバイデン政権が15日に配備戦略核弾頭数などの情報を自主的に公表し、米ロ間の新戦略兵器削減条約(新START)の履行再開をロシアに求めた動きについて「同調しない」と述べました。(産経新聞)