(写真:rianovosti)

投票率を上げたいプーチン政権の思惑もあります。与党「統一ロシア」がどこまで議席を守れるかが焦点で、政権は支持獲得に躍起です。

統一ロシアは前回2016年の選挙で圧勝します。プーチン大統領による14年のウクライナ南部クリミア編入強行も追い風になりました。今回は長期支配や大企業寄りの政策に有権者の不満が募り、支持率が低迷します。定数450のうち300議席前後を確保するものの、現有の334議席からは減らすとみられています。

ウラジオストクで投票した女性公務員オリガさん(36)は「統一ロシアだけが力を持つのはおかしい。複数の党が競争すれば、国民の生活が良くなると思う」と話しました。

政権側は今年に入り、反体制派への弾圧を強化。投獄された指導者ナワリヌイ氏の組織を「過激派」と認定し解散に追い込みました。過去の選挙で与党の不正を暴露した選挙監視団体ゴロスや、独立系メディアも、ソ連時代から「スパイ」と同様の意味を持つ「外国の代理人」に指定し、締め付けを強めています。

下院選は小選挙区と比例代表を併用します。第2党の共産党は現有43議席に大きく上積みするとみられています。