中国の王毅外相(左)とロシアのラブロフ外相: AFP/TTXVN



(NHK)朝鮮民主主義人民共和国による核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて、ロシアと中国の外相が会談し、朝鮮民主主義人民共和国の核開発を認めないとする立場を確認する一方で、アメリカが韓国に最新の迎撃ミサイルシステムの配備を検討していることに強い警戒感を示しました。

ロシアのラブロフ外相は、11日、モスクワで中国の王毅外相と会談し、朝鮮民主主義人民共和国による核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けた朝鮮半島を巡る情勢について意見を交わしました。
このあと、両外相は共同会見を行い、この中でラブロフ外相は「朝鮮民主主義人民共和国の核の野望を認めず、核の不拡散体制を守るという一貫した立場を確認した」と述べました。
また、王外相も「朝鮮半島の非核化を推進し、朝鮮民主主義人民共和国に核の地位を認めない」として、朝鮮民主主義人民共和国の核開発を認めないとする立場を確認し、中ロ両国と日米韓、それに朝鮮民主主義人民共和国が参加する6か国協議を再開させるべきだという考えを示しました。
その一方で、アメリカが韓国に最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備を検討していることについて、ラブロフ外相は「朝鮮民主主義人民共和国からの考えられる脅威を上回る対応だ」と述べ、北東アジアの軍事力のバランスを崩すと主張する中国と共に、強い警戒感を示しました。外相会談のあと、プーチン大統領も王外相と会談し、中ロの戦略的な協力関係を高く評価したうえで、ことし夏に中国を訪れることを明らかにしました。