グエン・ミン・ヴー外務次官

ベトナムは、インターネット普及率が世界トップクラスの国の一つです。今年初めの時点で、人口の79.1%に当たる7844万人がインターネットを利用しています。しかし、その一方で深刻なサイバーセキュリティの課題に直面しており、昨年から現在までに13750件以上の重大なサイバー攻撃が報告されています。

ベトナムは、この条約の策定過程で積極的な役割を果たしてきました。特別委員会の8回の会合全てに参加し、一貫して交渉メカニズムの確立を支持してきました。これは、ベトナムが国際社会の責任ある一員として、グローバルな課題解決に貢献する姿勢を示すものです。

ヴー次官によりますと、この条約草案は. 他国の法執行機関との効果的な協力を強化するための具体的な法的枠組みを提供することや、サイバー犯罪に関する情報や証拠の迅速な調査・収集を可能にし、刑事司法手続きを支援すること、ベトナムを含む発展途上国のサイバー犯罪対策能力の向上を支援すること、より安全なグローバルサイバー空間の構築に貢献することでベトナムにとって重要であるとしています。

今後、この条約草案は国連総会に提出され、193の加盟国による正式採択を目指します。採択後は2026年12月31日まで各国の署名を受け付ける予定です。

この条約は、急速にデジタル化が進む現代社会において、国際的なサイバーセキュリティ強化の重要な一歩となることが期待されています。