ゼレンスキー大統領(右)とイギリスのスナク首相=AFP/ TTXVN

ゼレンスキー大統領はイギリス空軍の輸送機でロンドン郊外の空港に到着しました。

1年前にロシアが軍事侵攻を始めて以来、外国を訪れるのは去年12月のアメリカとポーランド訪問に続いて3か国目です。
ゼレンスキー大統領はロンドンの首相官邸でスナク首相と会談したあと、議会内で演説し「すべてのウクライナ人は、勇気を持てば想像を絶する困難を乗り越え、最終的に勝利で報われるということを知っている」と強調しました。
そして、下院議長にウクライナ空軍のヘルメットを贈り「自由を守るための翼、戦闘機が必要だ」と訴え、ロシアに対抗するための追加の軍事支援として戦闘機の供与を求めました。
このあとゼレンスキー大統領はスナク首相とともにイギリス南西部の訓練場を訪れ、イギリスが供与を表明した戦車「チャレンジャー2」の訓練を受けているウクライナ兵たちを激励しました。
両首脳は現地で共同会見に臨み、この中でスナク首相は、イギリス軍などによる訓練の対象を、ウクライナの空軍と海兵隊にも拡大し、NATO=北大西洋条約機構の戦闘機を操縦できるようにするとしたほか、より射程の長いミサイルを供与すると明らかにしました。
そして「チャレンジャー2」については数週間以内に実戦での運用が始まるという見通しを示しました。
一方、戦闘機の供与については「あらゆることを検討している」と述べるにとどまりました。
ゼレンスキー大統領はこのあと、フランスでマクロン大統領とドイツのショルツ首相とも会談する予定です。
ロシアが2月中旬以降、新たな大規模攻撃を行うという見方が広がる中、ゼレンスキー大統領は一連の訪問を通じて各国との連携を確認するとともにいっそうの軍事支援を呼びかけるものと見られます。(NHK)