議員が議場で発煙弾投げる(写真:AP/TTXVN) |
数十人の議員が集まる中、野党議員らは発煙筒に火をつけ、発煙弾や卵を投げました。これに対し、他の議員は急いで席を立ち、警備員ともみ合いになりました。議場内に煙が充満する中、広げられた横断幕には 「セルビアは立ち上がり、体制を打倒する」 と書かれていました。
混乱の中、与党 セルビア進歩党 の議員3人が負傷し、そのうちの1人は 脳卒中 に見舞われたと報じられました。負傷者の中には妊娠中の議員も含まれています。CNN提携局 N1 によりますと、議場の混乱は抗議行動の一環とみられています。
セルビアでは、昨年11月に北部ノビサドで発生した 鉄道駅の屋根崩落事故(死者15人)を受け、12年続くブチッチ政権への不満が一気に高まりました。事故の原因が手抜き工事によるものとみられており、多くの市民は 国家の腐敗を象徴する出来事 だと捉えています。
4日の議場での混乱でも、一部の野党議員は 「殺された人々に正義を」 とのスローガンを掲げ、議場外に集まった市民も 死亡者数に合わせて15分間の黙祷 を捧げました。
ブルナビッチ議長は混乱を受けても「引き下がるつもりはない」と強調し、議事の妨害を行った議員を 「テロリストだ」 と非難しました。議会の再開が試みられましたが、野党議員らは 口笛やホーンを鳴らし続け、議事進行を妨げました。(CNN.co.jp)

