IMFは、世界経済見通し(WEO)の一部を先行して公開しましたが、全文は16日に公表される予定です。

報告書では、「生産性を向上させる積極的な措置がなければ、世界の成長率が過去の平均を大幅に下回る可能性がある」と言及しています。この低い成長率は、投資を抑制し、減速を深める可能性があり、警戒が必要です。

さらに、低成長が持続する場合、高金利と相まって政府が景気減速に対処し、社会福祉や環境対策に投資する能力を制限する可能性もあると指摘しています。

一方で、資本と労働力の配分の改善や、高齢化が進む主要国における労働力不足への取り組みなどの政策が、改善の見込みがあるとしています。

IMFは、市場競争や貿易開放、金融アクセス、労働市場の柔軟性を向上させるための政策措置を実施すれば、2030年までに世界の成長率を約1.2%ポイント押し上げることができると試算しています。(ロイター)