
ことしで10回目となる「世界イスラム経済フォーラム」は、28日、アラブ首長国連邦のドバイで、世界の100を超える国から2000人以上が参加して始まりました。
このフォーラムは、イスラム諸国の政財界のリーダーが多数参加していることから、毎年1月にスイスで開かれている「ダボス会議」のイスラム諸国版とも呼ばれています。
開会式で、フォーラムの議長を務めるマレーシアのヒタム元副首相は、「宗教や宗派に基づく紛争が広がるなか、貧富の格差を解消する経済発展こそが解決策となる」と述べました。
また、ドバイ首長国の代表が、「経済発展はイスラム諸国の社会と人々の調和をもたらす」と述べるなど、参加者からは、各地で台頭するイスラム過激派組織「イスラム国」への対策が深刻な課題となるなか、ビジネスや経済の発展が過激な思想の広がりを食い止める解決策になるという意見が相次ぎました。
フォーラムは30日まで開かれ、イスラム教の戒律に基づく「ハラル」と呼ばれる食品市場の拡大や、イスラム諸国での女性の社会進出など、さまざまなテーマについて意見が交わされることになっています。
