同時に、世界的な経済成長率を3%近辺から押し上げる努力が必要になると述べました。

コザック報道官は定例記者会見で、インフレが沈静化し、労働市場が回復していることを踏まえると、世界経済は「ソフトランディング(軟着陸)」に向かっているように見えると述べました。ただ、低所得国は一段と遅れをとる可能性があるとの認識も示しました。

IMFは今月末に最新の経済見通しを発表します。

コザック報道官は、1年前に多くの地域で広がっていたリセッション(景気後退)という悲惨な予測は23年には実現しなかったと指摘しました。「これまでのところ世界経済は比較的耐性がある。その耐性が24年まで続くと予想している」とし、インフレが低下していると語りました。

ただ、最近および近い将来の成長率は約3%と、パンデミック(世界的大流行)前の世界成長率の平均(約3.8%)を下回っているとし、「そのため、特に中期的に世界の成長率を押し上げるためにやるべきことはある」と言及しました。生産性を高める健全な政策と改革の必要性を示しているとしました。

24年の経済の耐性は米国以外にも広がるのかとの質問に対しては、国や地域によって運命にばらつきがあり、低所得国がさらに後れを取るリスクがあると応じました。

コザック報道官は「各国はパンデミック(世界的大流行)や食料および原油の価格ショックなど一連のショックから立ち直るのに最も苦戦している」とし、IMFの24年の活動は最も脆弱な加盟国に対する支援に重点を置くとしました。(ロイター)