その中で、「放送と気候変動」という今年の世界ラジオデーのテーマに関連するいくつかの提案も含まれています。

このテーマについて、UNESCOは、世界中の編集部やラジオ局がこれまで戦争、紛争、テロに関する報道に重点を置いてきた一方で、自然災害や事故の報道に関する専門的な研修が不足していることを指摘するとともに、今年の世界ラジオデーを機に、放送局が気候変動に関する緊急計画を策定し、報道機関や記者に極端な気象現象の報道を行うための適切な手順を備えることを提案しています。

ユネスコ・コミュニケーション情報担当事務局長補のタウフィク・ジェラシ氏
(写真提供: linkedin.com

UNESCOは、放送局がリソースを最適化するために、「世界ラジオデー2025マップ」を作成し、他の放送局との接続・協力を行う意向がある放送局を位置付けました。今年中に、UNESCOは「準備と対応計画モデル」を発表し、放送局が自然災害や事故への対応能力を維持するための支援を行う予定です。ユネスコ・コミュニケーション情報担当事務局長補のタウフィク・ジェラシ氏は次のように強調しました。

(テープ)

「ラジオは、すべての社会階層にとって最も身近な情報・教育・娯楽メディアであり続けています。ラジオは最も遠く離れた場所にも、最も孤立した人々にも届けることができるのです」

VOVのブ・ハイ・クアン副総裁

ベトナムでは、長年にわたりVOV=ベトナムの声放送局が、環境や気候変動に関する専門番組を制作し、沿岸地域、島しょ、山岳地帯など、情報が届きにくい地域に向けて発信してきました。VOVのブ・ハイ・クアン副総裁は次のように語りました。

(テープ)

「ラジオは、常に迅速かつ信頼できる情報源です。自然災害や台風、洪水、干ばつが発生した時、ラジオは最も早く、最も広範に情報を伝え、コミュニティに警戒を呼びかけ、対応策を指示することができます。さらに、ラジオは環境問題に対する教育や意識向上にも大きな役割を果たしています。ラジオ番組を通じて、人々は環境保護、持続可能なライフスタイル、資源の節約といった知識を学ぶことができ、それによって気候変動の影響を最小限に抑えることに貢献できます」

さらに、クアン副総裁は、ラジオがこれからも気候変動対策のパートナーであり続けるために、聴取、学習、行動していくよう呼びかけました。