​(写真:BBC)

 世界保健機関(WHO)は28日、米州で今年、300~400万人がジカウイルスに感染する恐れがあると見通しを明らかにしました。蚊が媒介するジカウイルスは、感染してもほとんどの人は発症しませんが、小頭症の赤ちゃん出生との関連が懸念されています。

 WHOのマーガレット・チャン事務局長はWHO理事会に対して、ジカウイルスの感染が「緩やかな脅威から、非常に懸念される状態に拡大した」と報告しました。「懸念と不安が非常に高まって」おり、「たくさんの疑問がある。早急に答えが必要だ」と事務局長は述べ、「爆発的に広まった」ウイルスに対応するため「緊急対策チーム」を設置したと明らかにしました。

 WHOは2月1日に緊急委員会を開き、地球規模の危機として扱うべきかを検討します。

「国際社会としてどの程度懸念するのが適切か、そして影響下にある国々などでとるべき対策について、委員会の助言を求める」と事務局長は説明しました。 WHOによりますと、ジカ熱被害が最も大きいブラジルでは50万人~150万人が感染した可能性があるということです。