シリア北部アレッポでの空爆現場=THX/TTXVN
(NHK)シリアの内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、18日、北部アレッポで今月12日に停戦が発効したあと初めて、政府軍によると見られる空爆があり、けが人が出たということです。 政府軍が包囲を続け、人道危機が懸念されているアレッポには、国連などが支援物資を届けようとしていますが、シリア政府の許可が得られずに足止めされたままです。 アレッポ市内にいる支援団体のスタッフの男性はNHKの取材に対し、「医薬品が必要だ。重くないけがでも医薬品がないために死に至る人もいる」と話していました。一方、東部のデリゾールでは17日、政府軍の部隊が空爆を受けて兵士数十人が死亡し、アサド政権とロシアはアメリカ主導の有志連合によるものだと厳しく非難しました。 これについてアメリカ軍は事実関係の確認を進めていますが、ロシアが国連の安全保障理事会に緊急の会合を要請するなど、シリアの停戦を仲介した両国の間で亀裂が深まっています。19日でアメリカとロシアが停戦が続くか見極めるとしている1週間となりますが、アレッポに支援物資が届かないまま、停戦の継続が危ぶまれる事態になっています。