28日、シリア反体制派の主要勢力はアサド政権軍やロシア軍の攻撃が続いていることなどを理由に、国連が目指す29日の和平協議入りには応じないと表明しました。国連のデミストゥラ特使はシリア国民向けの声明を発表し、内戦終結へ対話の機会を逸してはならないと強調、「数日中」に協議を開始すると述べました。

(写真:AFP)
シリアを拠点とする過激派組織「イスラム国」(IS)の脅威拡大や、欧州に向かうシリア難民の急増を受け、国際社会が後押しを強めた和平協議は、入り口で難航しています。国連は29日、反体制派の主要勢力欠席のまま協議を開始するとの観測も浮上しています。
主要勢力が結成した交渉団のヒジャブ代表は28日夜、中東の衛星テレビに出演し、ロシア軍や政権軍が空爆と砲撃を停止し、反体制派地域の包囲を解かない限り、ジュネーブでの協議には出席しないと主張しました。
主要勢力は28日現在、サウジアラビアの首都リヤドにとどまっています。IS包囲網構築を最優先する国際世論が、アサド大統領との協力に前向きな姿勢を強めたため、反体制派は協議入りに条件を付けて有利な立場を確保しようとしています。
