スイス・ジュネーブ(CNN) シリア内戦の終結を目指すアサド政権と反体制派の和平協議がスイスのジュネーブで始まりました。国連のデミストゥラ特使は1日、双方の妥協点を探るため、主な反体制派でつくる「最高交渉委員会」(HNC)と会談しました。


(写真:AFP)

デミストゥラ特使によりますと、HNCは政治的解決だけでなく、政府に拘束された人物や政府軍に包囲された地域についても対応を求めています。同特使は、シリアの内戦終結を筆頭目標としながら、現時点では協議の継続と、シリア政府に拘束された人物のリスト入手を目指すとしました。

2日には同特使とシリア政府の会談が予定されています。

HNCの広報は、「我々はこれを成功させるために来た。交渉開始の準備はできている」と期待を語りました。

和平協議はこれまでにも2度にわたって行われましたが、いずれも恒久的な停戦の実現には至らず、その間に30万人以上が衝突の犠牲になりました。

デミストゥラ特使らは1月30日から作業に着手しました。国連安全保障理事会で先月採択された決議に基づき合意を目指します。決議には、市民に対する暴力の即時停止、シリア人主導の統治体制の確立と新憲法の起草、自由で公正な選挙、双方の合意に基づく包括的な暫定政権の樹立、人道援助の受け入れなどが盛り込まれています。