転覆した密航船の救出(写真:TTXVN)

(NHK) 内戦が続くシリアから周辺国などに逃れた難民は国民の5人に1人に当たる400万人を越え、過激派組織IS=イスラミックステートなど、さまざまな勢力による激しい内戦によって国を逃れる人たちがあとを絶たない状況が続いています。

UNHCR=国連難民高等弁務官事務所は、9日、シリアから周辺国などに逃れた難民が国民の5人に1人に当たる400万人を越え、ことし末までには430万人近くに上る見通しだと発表しました。難民の受け入れはトルコが最も多く180万人余りで次いでレバノンがおよそ120万人、ヨルダンが60万人余りとなっています。
ま た、こうした人たちの中には密航業者などを使って地中海を船で渡るなどしてヨーロッパに逃れた人も27万人余りいるとしています。一方、シリア国内ではお よそ760万人が避難生活を送っていますが、戦闘の影響で、多くの人たちが十分な援助を受けられずにいるということです。シリアでは、アサド政権とIS、さらに反政府勢力による三つどもえの戦闘が続いていて内戦終結の見通しがつかないなか、国を逃れる人たちがあとを絶たない状況が続いています。