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このため国連の安全保障理事会では、非常任理事国のドイツなどが、すべての紛争当事者に市民の保護を求める決議案を提案し、19日、採決にかけられました。
しかし、安保理15か国のうち12か国が賛成したものの、アサド政権の後ろ盾のロシアと、これまで棄権することが多かった中国も反対し、常任理事国の拒否権行使で否決されました。
これについてアメリカのクラフト国連大使が「ロシアがシリア問題で拒否権を使うのは13回目だ。市民の死に責任を負うべきだ」と非難したのをはじめ、各国から「なぜわれわれは子どもの命を救えないのか」とか「なぜ安保理はこうも結束できないのか」などと失望の声が相次ぎました。
これに対してロシアのネベンジャ国連大使は「アサド政権はテロリストと戦っている」と従来の主張を繰り返し、中国の張軍国連大使も政治プロセスを進めるべきだと主張して、安保理の限界が改めて露呈しました。(NHK)

