(写真:THX/TTXVN )

ロシア軍はシリアの反政府勢力が砲撃を行ったとして、その拠点を空爆し、今後、緊張が高まることも予想されます。

シリア内戦の情報を集めているシリア人権監視団などによりますと、北部の都市アレッポが24日夜、砲撃を受けたあと、呼吸困難など有毒の塩素ガスによるとみられる症状を訴える人が相次ぎ、子どもを含む市民94人が病院に運ばれたということです。

シリアのアサド政権を支援するロシアの国防省は声明で、「砲撃は反政府勢力のうち、アルカイダ系の過激なグループの支配地域から行われた」と発表するとともに、北西部イドリブ県の周辺にある反政府勢力の複数の拠点を空爆したことを明らかにしました。

またアサド政権が運営するシリア国営通信は、107人が塩素ガスによる被害に遭ったと伝えた一方で、反政府勢力の主要なグループの1つ、国民解放戦線は関与を否定し、「化学兵器を所有しているのはアサド政権だ」とコメントしています。

シリア内戦をめぐっては、アサド政権の後ろ盾のロシアと反政府勢力を支援するトルコが先月、非武装地帯を設けて以降、激しい戦闘は収まっていましたが、今回の事態を受けて緊張が高まることも予想されます。