カイドセブシ氏を支持するデモ者(写真: REUTERS /Anis Mili)

【カイロ時事】北アフリカのチュニジアで23日、2011年の民主化要求運動「アラブの春」を受けた政権移行プロセスを締めくくる大統領選の投票が行われました。ベンアリ独裁政権崩壊後、新国家の路線をめぐり世俗派とイスラム勢力の確執が続く中、世俗各派の糾合を進めてきた政党ニダチュニス(チュニジアの呼 び掛け)を率いるカイドセブシ党首(87)が優勢でした。
イスラム勢力に有力な候補者はおらず、比較的同勢力に近いマルズーキ暫定大統領(69)がカイドセブシ氏を追う展開しました。ただ、いずれも勝利を決めるのに必要な過半数の獲得は困難とみられ、決着は上位2人による決選投票(12月28日)に持ち越される可能性が高いということです。
選挙には27人が立候補。投票締め切り後、直ちに開票作業に入り、26日までに暫定結果が発表される見通しです。欧米型の民主主義を否定するイスラム過激派による選挙妨害の懸念が高まる中、当局は厳戒態勢を敷いています。