アメリカ・ニューヨークにあるシティグループの本部=AFP/TTXVN |
アメリカ金融大手シティグループは、アメリカ、ユーロ圏、中国の経済が「堅調」として、2023年の世界経済成長率見通しを2.2%から2.4%に上方修正すると同時に、アメリカ経済が景気後退(リセッション)に陥る時期の予想を第3・四半期から第4・四半期に後ずれさせました。
シティのエコノミスト、ネイサン・シーツ氏は、アメリカのシリコンバレーバンク(SVB)とシグネチャー・バンクの経営破綻のほか、スイス当局が介入する形で決まったUBSグループによるクレディ・スイスの救済合併を受け広まった銀行システム不安に言及し、「先月に欧米で圧力の高まりにつながった深刻な金融ストレスは、引き続き後退すると予想している」としました。
ただ、シティは24年の世界経済成長率見通しを2.1%とし、従来の2.5%から下方修正しました。
シーツ氏は「銀行を巡る緊張の高まりの急性期は和らいでいるようだが、金利上昇に伴う慢性的な課題のほか、銀行資産、預金、資金調達、銀行マージンに対する影響は続く」と指摘しました。こうした状況は「信用収縮」につながる可能性があるとの見方を示しました。(ロイター)

