フアン・バン・ザン国防大臣がスピーチを発表している

アジア・太平洋地域を中心に国防、安全保障の担当閣僚らが意見を交わす「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」がシンガポールで開催されていますが、この会議の活動の枠内で、11日午後、「軍事と国防能力の近代化」をテーマとした討論会が開かれました。

この席で、ベトナムのフアン・バン・ザン国防大臣は「国を防衛のための国防能力の向上」をテーマとしたスピーチを行いました。

スピーチの中で、ザン大臣は「世界情勢が複雑に推移し、伝統と非伝統的安全保障に関する多くの試練が浮上しているが、平和と発展は常に人類の共通の願望である。しかし、各国間の戦略的競争、利益の衝突や領有権の争いが依然として発生している。国の独立と自由を守るため長い戦争を経てきたベトナムは暴力と衝突の被害をよく理解しているので、自国の平和を維持するため全力を尽くしている。ベトナムは国際社会の一員としての責任を果たすことを望んでいる」と明らかにしました。ザン大臣は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナム国防は国民挙げてのもので、平和的、自衛的なものであり、積極的、かつ、主体的で戦争を回避するためのものでもあります。ベトナム国防の終始一貫した目標は国の独立、主権、領土保全を確保し、国の利益を防衛し、政治的安定と平和的環境を維持しながら、地域と世界の平和、安定、繁栄、協力、発展に貢献するため、国際社会の一員としての責任を果たしたいということです」

また、ザン国防相は「ベトナムは世界のすべての国が平和を享受し、平等で発展し、互いに協力することを望んでいる。ベトナムは世界各国の友人と信頼に足るパートナーになりたい」と強調したほか、「ベトナムは軍事連盟に参加しない、この国を連携して、他の国に対抗しない、外国が第三国に対抗するためベトナム領土に軍事基地を建設したり、領土を利用したりすることを許さない」と強調しました。

ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海問題に関して、ザン大臣は「ベトナムは国際法を基礎に、対話を通じてこの問題を解決する」と強調しました。