アメリカに対してはイランのほか、レバノンの武装組織なども報復すると警告していて、事態が悪化すれば、中東の広い範囲で混乱が拡大することが懸念されます。

アメリカ軍に殺害されたイランのソレイマニ司令官のひつぎは5日、イラクからイランに戻り、各地で葬儀や追悼集会が始まりました。

ひつぎは6日には首都テヘランに移されて大規模な葬儀が行われる予定で、政府は急きょ休日とし、国民に参列を呼びかけています。

国をあげて司令官の死を悼むイランはアメリカに必ず報復するとしているほか、各地にある親イランの武装組織も報復の構えを見せています。

レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者、ナスララ師は5日、テレビ演説し「報復する必要がある」としたうえで「『抵抗の枢軸』の目標はアメリカ軍の部隊を地域全体から追い出すことだ」と述べて、イランやシリアのアサド政権と連携していく考えを示しました。

またイラクでは5日夜、アメリカ大使館を狙ったと見られるロケット弾の攻撃があり、大使館に被害はありませんでしたが、近くの住宅の3人がけがをしました。

イランとつながりが深い地元のシーア派の武装組織の犯行との見方が出ていて、事態が悪化すれば中東の広い範囲で混乱が拡大することが懸念されます。