(AFP)アフガニスタンの旧支配勢力タリバンは5日、新最高指導者アクタル・マンスール師のものとする音声メッセージを公開し、組織内の銃撃戦で同師が死亡したとの報道は「敵のプロパガンダ」だとして、これを強く否定しました。
公開されたのは16分の音声メッセージで、こうした「うわさ」については、タリバンの弱体化を狙ったものと指摘しています。タリバンは、組織内部の分裂にも関わらず、扇動的なマンスール師の下で勢力を盛り返していました。
音声ファイルのマンスール師とされる男は、「みんなに私が生きていることを知らせるためにこれを録音した」とリラックスした様子で語っています。
複数の情報筋や武装勢力筋は、同師がパキスタンのクエッタ近郊クフラクで行われた3日の幹部会合中に、銃撃戦で負傷もしくは死亡したと報じていました。録音メッセージはこの報道についても言及し、「私は誰とも戦っていないし、会合など開かれていない。私はクフラクに何年も行っていない。これはすべて敵のプロパガンダだ」としています。
AFPは、この音声メッセージの詳細についてまだ確認できていませんが、複数の軍司令官らは、録音された声がマンスール氏のものとみられると話しています。
一方、アフガニスタン政府のスルタン・ファイジ(Sultan Faizi)報道官は、音声メッセージがマンスール師のものと断定できないとしています。同報道官は4日、マンスール師が死去したとツイッター(Twitter)に投稿し、これが大きく報じられました。
