(NHK)スペインでは、去年12月の議会選挙の結果第1党となった政党も過半数の議席を獲得できず連立協議が行われてきましたが、財政緊縮策の進め方など政策を巡る話し合いが難航し、ことし6月に再選挙が行われることになりました。


(写真:TTXVN)

去年12月に行われたスペインの議会選挙では与党・国民党が第1党の座を維持したものの過半数の議席を獲得できなかったことから、各政党の間で連立協議が行われてきました。スペインでは国王が首相候補を指名し議会で信任投票を行いますが、王室は26日声明を発表し、国王のフェリペ6世が現状では信任を得られる候補を指名できる状況にないと判断したことを明らかにしました。これを受けて、ことし6月に改めて議会選挙が行われることになりました。

スペインでは経営難の銀行を救済するためユーロ圏の国々から金融支援を受けるのと引き換えに財政緊縮策を進め、経済は上向きつつありますが、失業率が依然20%台と高止まりしていることなどから、国民の間からは生活の向上に結びついていないと反発の声も高まっています。連立協議では、緊縮策の進め方や独立機運が高まる北東部のカタルーニャ州への対応などを中心に話し合われたものの各党の立場の隔たりは埋まりませんでした。
スペイン国内では世論調査の結果などから、再選挙をしても状況が大きく変わるかどうかは不透明とみなされており、政治空白が長く続くことに懸念の声も出ています。