スペイン政府は5月6日、ハンタウイルス感染者が確認されたクルーズ船「MVホンディウス」が同国のテネリフェ島へ向かっており、3日以内に入港する見通しだと発表しました。乗客の避難は5月11日から開始される予定です。
スペイン政府によりますと、すべての乗客は航空機が到着するまで船内に留まることになっており、その後、船内にいるスペイン人14人をマドリードのゴメス・ウジャ軍病院へ移送するとしています。
スペインのモニカ・ガルシア保健相は、健康状態の評価と避難のための統一システムを導入し、健康上の問題がない限り、すべての乗客を帰国させる方針を明らかにしました。
「MVホンディウス」はオランダ船籍の探検クルーズ船で、4月1日にアルゼンチンのウシュアイアを出港し、南極や南大西洋の複数の孤島を航行していました。船内でのハンタウイルス感染拡大は、乗客3人が死亡したことで国際的な医療警戒を引き起こしています。
現在、2人の乗客が南アフリカのヨハネスブルグとスイスのチューリッヒの病院で治療を受けており、さらに疑い例3人がオランダへ移送されています。
世界保健機関(WHO)は、現在のところ、南米で人から人への感染が確認された数少ないハンタウイルスである「アンデスウイルス」の可能性が高いとの見方を示しています。病原体のサンプルは現在、南アフリカで遺伝子解析が進められており、ウイルスの型の特定が行われています。
