これにより、ズンクアット経済区に整備される石油精製・石油化学、造船、エネルギーの国家拠点には、都市開発法に基づく最高水準の優遇措置が適用される見通しです。

特別措置によって、投資や土地、計画、行政手続き、技術、人材をめぐる課題の解消を図り、戦略的投資家の誘致や大規模プロジェクトの実施、先端技術の導入を後押しすることが期待されています。

クアンガイ省人民委員会は、政治局が特別措置の適用方針に同意したことについて、法的基盤の整備に向けた方向性を示すものだとしています。そのうえで、ズンクアットが持つ港湾インフラや産業基盤、戦略的な立地を生かし、投資の呼び込みやクアンガイ省のエネルギー産業の発展につなげたいとしています。

ズンクアット経済区には、深水港や交通網のほか、電力・水道、廃棄物処理施設、周辺の都市インフラが整備されています。現在、296件の投資プロジェクトが有効で、登録投資額は合わせておよそ192億7000万ドルに上ります。また、ベトナム初の製油所であるズンクアット製油所も立地しています。

石油精製・石油化学、造船、エネルギーの国家拠点では、石油精製・石油化学や化学、造船、エネルギーに加え、裾野産業や物流なども一体的に整備する方針です。
2030年までに、中部と中部高原地帯テイグエン地方の石油製品需要をすべて賄うとともに、全国需要の少なくとも30%を供給することを目指しています。エネルギー生産量は石油換算でおよそ800万トンを見込み、国内外から50億ドルの投資誘致を目標としています。

さらに2045年までには、国内外から合わせて500億ドルの投資を呼び込み、エネルギーや材料分野のイノベーション拠点となることを目指しています。これにより、競争力の向上と国家のエネルギー安全保障の強化につなげる方針です。