11月30日からフランスで始まったCOP21=第21回気候変動枠組条約締約国会議に出席するためにフランスを訪問中のグエン・タン・ズン首相はイギリスや、ドイツ、日本、韓国、インドネシア、ブルガリア、ラトビアなど24カ国の首脳らと個別会見を行いました。

ズン首相が世銀総裁と会見(写真:VGP)
これらの席で、ズン首相は、各国との関係を重視し、これらの関係を強化・深化させていくために努力するというベトナムの一貫した政策を再確認した上で、各国に対し、ベトナムの建設発展事業を長期的な支援をしていくよう呼びかけました。
また、二国間と多国間の関係強化策を提案し、各国に対し、国際フォーラムで協力と協調を促進し、ベトナムの国連安全保障理事会非常任理事国入りを支持するよう要請しました。
ズン首相は、「ベトナムは今後も、責任のある国として、国際社会で自らの役割を発揮し、世界の平和、安定、発展に貢献していく」と確約しました。さらに、海上紛争問題に関するベトナムとASEANの立場を支持するよう訴えました。
これに対し、各国の首脳らは、ベトナムとの多面的協力関係を重視し、今後もその関係を深化させて行きたい意向を表明しました。また、ベトナムの気候変動への対応事業と国連の持続可能な開発のための2030アジェンダの実施を支援し、海上紛争の解決に関するベトナムの立場を支持すると確約しました。
11月30日行われた「ベトナムは国際社会とともにメコンデルタでの気候変動に対応」をテーマにした対話の際に、ズン首相は世界銀行ジム・ヨン・キム総裁や、KOICA=韓国国際協力団の会長、GEF=地球環境基金の会長兼CEOと会見しました。
世銀の総裁との会見で、今後も世銀の支援を受けていきたいというズン首相の希望に対し、同総裁は、「今後も世銀はベトナムと協力していく」と確約しました。
一方、ズン首相との会見で、KOICAのキム・ヨンモク会長は「ベトナムの気候変動対応事業や、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダの実施を支援する用意がある」と明らかにしました。
他方、地球環境基金の会長兼CEO石井菜穂子(いしい・なおこ)氏との会見で、ズン首相は、「ベトナム政府は環境汚染に力を入れている」と明らかにし、同基金に対し、「ベトナムの環境保全プロジェクトを支援するよう」提案しました。これに対し、石井氏は「ベトナムのメコンデルタでの気候変動対応プログラムと水資源の持続可能な管理・使用などをを支援することを検討する」と明らかにしました。
