一方で、軍主導の統治が当面続く方針に反発して、デモの継続が呼びかけられていて、混乱が収束するのか不透明な情勢です。
スーダンでは、パンや燃料の値上げをきっかけに去年12月からバシール大統領の退陣を求めるデモが続いていましたが、11日、軍を率いるイブンオウフ国防相が国営テレビで演説し、バシール大統領を含む現政権の主要メンバーを解任したと発表しました。
バシール大統領は軍事クーデターをきっかけに、30年にわたって権力を握り、2000年代には、西部のダルフール地方での紛争で住民の殺害を命じた大量虐殺の疑いなどで国際刑事裁判所から逮捕状が出され、欧米からは「独裁者」と呼ばれてきました。
しかし、自身もクーデターで失脚した形で、現在、軍によって拘束されているということです。
一方、イブンオウフ国防相は2年後に選挙を実施するとしながらも、それまでの間、憲法を停止し、軍が主導する評議会が国を統治する方針を明らかにしました。
これについて、抗議デモを組織してきた団体は「抑圧が続いてしまう」と反発し、デモの継続を呼びかけていて、混乱が収束するのか、不透明な情勢です。
